20 Mar 2015
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PERMALINK
経営環境(顧客、競合動向など)の変化により、現在の事業モデルの賞味期限が近づいたとき、
事業経営者として、事業モデルの変革に挑む必要が出てきます。
そのときに、経営チームでどのように議論するとよいか、大枠のポイントをご紹介します。
ステップ1 )現行の事業モデルについての認識を共有する
まずは変革後の将来像を描く前に、現在の事業モデルを、シンプルな形で図解・整理してみましょう。
「我々の事業は、要するにこういう仕組みで成り立っているんだよね」
という共通の理解を確認します。
ステップ2 )現在の顧客を理解する
既存顧客の視点に立ち、なぜ彼ら/彼女らが、自社の商品を購入しているのかを考えてみましょう。
自社が提供している製品・サービスが、顧客にとって具体的にどんな価値があるのかを明確にします。
ステップ3 )事業モデルの構成要素間の関係性を理解する
現在の事業モデルを成り立たせている要素を、それぞれ確認しましょう。(参照下図)
その要素が、なぜ現在のような組み合わせになっているかを考えます。
また、その組み合わせが最も上手く機能するための、その主な前提条件を特定します。
10 Mar 2015
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PERMALINK
「事業経営者の役割は何か?」
と問われたら、何と答えますか?
もちろん、個人事業主の延長で商売をやられている人であれば、
経営者自身で実作業を行ない、外部の協業者と連携してビジネスを回している、
従業員を雇用していれば、現場監督的な役割も担っているでしょう。
しかし、組織として事業経営をしている経営者であれば、
現場のマネジメントは、経営者の本来の役割ではありません。
それは、せいぜい部長レベルの仕事です。
経営者の役割は、大きく3つあります。
1) ビジョンの策定: 事業の方向付け
2) 事業システムの設計: 事業全体の仕組みのデザイン
3) リソース配分の最適化: (社内)投資の意思決定